| 樹齢300年、樹周り3.5m、樹高25m。寄居町名木指定第17号(平成元年)
静寂が包む山里に、鳥のさえずりがこだまする秩父往還の3本ヒノキ。その圧倒する太さは、誰もが足を止め見上げます。
この秩父往還は古くから、鎌倉街道の一部として「山通り」と呼ばれ、秋山(折原地区)から釜伏峠を経由して親鼻(皆野町)に通じる、秩父地方への巡礼と文化交流の主要道と位置づけられました。江戸時代に参勤交代が始まると、五街道とその枝道とともに本格的に整備され、このヒノキも植えられたものと伝わっています。
江戸末期から明治にかけては、大里郡と秩父郡の絹取り引きを結ぶ「シルクロード」として経済の発展を担いました。
「ここより知知夫(秩父)」の玄関口として、大勢の巡礼者や旅人がこの木を目印としたことでしょう。
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